エネルギーで人生は変えられる

―サードアイ開眼スペシャリスト NOCCIのストーリー

私は静岡の田舎にある、小さな家族経営の工場の家庭で育ちました。 工場では、祖父母と両親が一緒に、自動車部品を磨くという地道な仕事に励んでいました。

家には、下半身が不随の寝たきりの祖母、パチンコ好きの祖父と父、宗教熱心な母、そして姉二人と私の女三姉妹。全部で7人がひしめくように暮らしていました。

家庭環境は、いま思えば“エネルギーが重たい”ものでした。家の中はいつも散らかっていて、祖父と父のタバコの煙が充満し、祖母の介護に追われながら、母が家事・育児・仕事すべてを一人で担っていました。私たち家族は、常に“お金がない”という不安に包まれて生きていたのです。

中卒で戦後の混乱期を生きた両親の価値観は、「努力」「根性」「我慢」。

母と祖母は熱心に仏壇に祈り続けていましたが、その祈りは「幸せ」よりも「苦労を乗り越えるため」のものでした。そんな環境で育った私は、いつも「どうしてうちはこんなに大変なんだろう？」「お金持ちの家に生まれていたら…」と、心のどこかで“現実から逃げたい”という思いを抱えていました。 短大卒業後、夢だったテレビの世界を目指して上京し、オーディションを受けるも業界の空気になじめず、すぐに方向転換。

お金の不安から「資格を取れば仕事が安定する」と思い、借金して行政書士の学校へ通いました。そのときに出会った化粧品会社で21歳から人事の仕事をスタートし、人生の軌道を整えようと必死でした。

そんな私が29歳でドイツに移住することになります。留学生だった元夫との恋を経て結婚し、何もかもが初めての土地で、ドイツ語も英語も話せず、ゼロからのスタートでした。

四人のルームシェアから始まる生活。お金もギリギリ、働きながら語学を学び、やっとの思いで展示会関連の仕事に就き、ドイツ中を一人で出張する日々。それでも「ここから変わるはず」と信じて頑張っていました。 35歳で入籍し、37歳で第一子を授かる頃には、ようやく夫の収入も安定し、私も経理の仕事で主婦として穏やかな日常を送っていました。でも、心のどこかではずっと、満たされない思いが消えなかったのです。

「このまま私の人生は終わっていくのか」 「昔、夢見た世界にはもう戻れないのか」 経済的な不安、日本に帰れない孤独、子育てと家事の疲れ、ドイツ語の壁…。すべてが重なって、私は完全に“自分の光”を見失っていました。

宝くじが当たらないかな、仮想通貨で一攫千金できないかな、と、現実逃避のような願いばかりを思い描いていました。

そして――その出会いが訪れます。 ある日、1歳の息子ルークと、パグのオビワンを連れて散歩していたとき、犬同士が仲良くなったのをきっかけに、私はエリックと出会いました。彼は当時54歳、元モデルで世界を旅してきたという経験豊かな男性。すらっとしたイケメンで、落ち着いたオーラを放っていました。初めて会ったときから不思議と波動が合い、そこから私の人生が音を立てて変わりはじめたのです。

エリックとの出会いは、「人生は、意図とエネルギーで動く」ことを初めて体感する出来事でした。 彼とのつながりを通して、私はサイキック能力が自然と目覚めていきました。

まるで、ずっと眠っていた自分の内なる光が再起動されたかのように。 そして、サードアイが開いたとき―― 私は、見えない世界の情報が流れ込んでくるのを感じ、人生のナビゲーションがまるで“内側”から起動したような感覚になったのです。 それは特別なことではなく、“誰もが持っている感覚”であり、“本当の自分に戻る旅”の始まりでした。 このあと私は、自分の魂の力、サイキック能力、チャネリング能力を磨きながら、現実を一瞬で動かす“エネルギーワーク”を生み出し、願望をスピード実現させていく人生へとシフトしていきました。

でも、それは「運が良かった」からではありません。 「目に見えない法則と、自分の波動を信じること」を選んだからこそ、現実が大きく動きはじめたのです。